※本コラムでは、コロナ禍で工夫をしながら実施している民生児童委員活動の一部をご紹介します。なお、ここで紹介する活動は、地区によって異なり、また新型コロナの感染状況で方法は常に変更される場合があることをあらかじめご了承ください。
あきる野市民児協(五日市地区)「迷い人捜索訓練」
警察庁の報告によると、令和2年の行方不明者のうち最も多い原因は「認知症またはその疑い」によるもので、全体の22.8%を占めました。人数・比率ともに年々増加しており、認知症への理解の促進が求められています。
あきる野市民児協では、「迷い人捜索訓練」を行いました。あきる野市は自然豊かな場所です。川や草むらなども気を付けて見るなど危険箇所を確認しながら、班に分かれて捜索し、見掛けたら声を掛け、保護するところまでの流れを実践しました。終了後は、地図に誰に尋ねたか、どこで発見したかなどを書き込み、みんなで振り返りを行いました。
当日は普及啓発の一環として、民生児童委員協議会のベストを着用。地域を歩くだけでなく、商店にも「こんな服装の方を見かけませんでしたか?」などと声を掛けることで、民生児童委員の存在を知ってもらう機会となり、また認知症高齢者等へ配慮する機運を高めることにもつながる取り組みとなりました。
▲迷い人かしら? 声を掛けます。
迷い人役は民生児童委員数名が、迷い人の過去や現在の設定をつくり、役になりきって実施しました。
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